喘息(2011.12)
[2012.02.01]
喘息は、気道のアレルギー性炎症のため、気道が狭くなる病気です。発作のない時でも気道の炎症は慢性的に存在し、正しく治療を続けないと、症状が重くなり死に至る危険もあります。喘息薬には、気道炎症を抑える発作予防の長期管理薬と、発作時の発作治療薬の2種類があります。治療は抗炎症作用の強い吸入ステロイド薬が中心で、重症度により抗アレルギー薬や気管支拡張薬を併用します。症状がなくても少なくとも3ヶ月は毎日規則正しく治療を続けることが重要で、中断すると、次第に気道壁が肥厚して狭くなり喘息は重症化し難治性になります。喘鳴・呼吸困難・咳が長引く方は一度呼吸機能検査(ピークフロー測定)を受けて下さい。