メニュー

大腸憩室症について(2015.06)

[2015.06.18]

大腸憩室とは、大腸の内壁の一部が外側に向かって袋状に突出したものをいいます。食物繊維の摂取量の減少や便秘による腸管内圧の上昇が原因と考えられ、近年増加しており、高齢になるほど増えています。ほとんどは無症状で経過しますが、憩室内にたまった便などが原因で憩室炎を起こすと、局所の腹痛や圧痛、発熱、下痢、下血などが出現します。炎症がひどいと穿孔性腹膜炎、狭窄による腸閉塞を起こします。憩室炎は、その部位によって虫垂炎や過敏性腸症候群と鑑別が難しいことがありますが、診断には血液検査や腹部CT検査、大腸内視鏡検査が有用です。腹痛・腹部膨満感・便通異常・血便などを繰り返すような方は、一度大腸内視鏡検査による精査が必要ですので当院までご相談ください。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME