末梢動脈疾患(PAD)と血圧脈波検査について(2009.4)
[2011.06.28]
閉塞性動脈硬化症(ASO)を代表とする末梢動脈疾患(PAD)は年齢とともに増加しますが、その約75%は無症状のため気付かれない場合が多いとされます。PADは生活習慣病との関連が非常に深く、特に年齢(40歳以上)、喫煙、糖尿病が主な危険因子と考えられています。PADが存在する場合には、全身の動脈硬化の進展が示唆され、冠動脈疾患、脳血管疾患がそれぞれ約50%、30%に合併するとされます。つまり、PADを早期に発見し治療することにより、こうした動脈硬化性疾患の発症・進展を予防することにつながると考えられています。近頃、足の冷感やしびれ感、こむら返りや歩行時の足のはり・痛みを感じるようになった方は、PADの有無を短時間で血圧脈波検査で調べることができますので、一度是非ご相談下さい。