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甲状腺機能低下症(2011.11)

[2012.02.01]
甲状腺ホルモンが不足すると、全身の新陳代謝が悪くなり様々な症状や臓器の機能障害が起こります。原因の大半は自己免疫疾患の一つである橋本病ですが、ヨード過剰摂取(海藻類の食べ過ぎ・ヨード含有嗽薬・検査時の造影剤使用)や薬剤(インターフェロン・ステロイドなど)、原因不明のものもあり頻度が高い疾患の割りに、多彩な症状(疲労感・浮腫・貧血・動作緩慢・嗄声・記憶力低下など)が起こり他の病気と間違われ発見が遅れることもあります。血中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の測定が早期発見に有効で、ごく軽度の潜在性甲状腺機能低下症でも高値となり、症例によっては治療を開始することもあります。体の不調の原因が不明で改善しない時は、甲状腺の検査を一度は受けて下さい。
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