胆管がん(胆管腫瘍)について(2015.07)
[2015.07.17]
胆管がんは、胆管の上皮から発生する悪性腫瘍で、多くの場合、早期から胆管壁外の周囲のリンパ管・血管・神経などに浸潤性に拡がるので、発見が難しく、予後の悪い病気です。60歳代以上の男性に多く、胆石・膵胆管合流異常・硬化性胆管炎・肥満などが発がんのリスクファクターとなり、近年増加しています。胆管がんは、閉塞性黄疸(皮膚や結膜の黄染、全身のかゆみ、尿の色が茶色になる、白色の便がでる)・右上腹部痛・体重減少・発熱で発症することが多いので、このような症状が続いた時は、胆嚢・胆管系疾患が疑われるため、血液検査・腹部超音波検査・腹部造影CT検査による精密検査が必要です。心当たりのある方は、当院までお問い合わせください。