膵臓がんについて(2010.11)
[2011.08.30]
膵臓がんの患者さんは、生活の欧米化(脂肪摂取量の増加など)により年々増加の一途をたどり、臓器別がん死因の中で、肺、胃、大腸、肝についで第5位と なっています。疫学的研究では喫煙が主な危険因子とされ、その他、糖尿病、慢性膵炎、肥満、遺伝因子なども関与するとされます。60歳代をピークに発生し ますが、初期には症状(腹痛、背部痛、食欲不振など)が乏しいことから、早期発見が非常に難しく、発見時にはすでに進行がんの状態であることが多く、早期 診断法の開発が急がれています。それでも、画像診断技術の進歩により2cm以内の小さながんでも発見できるようになっていることから、定期的にドックなど で検査を受けることをおすすめします。