花粉症について(2008.3)
[2011.06.23]
このところ、気象予報で花粉情報が流れ、花粉症の本格的な時期に入ったことが実感されます。花粉症は、IgE抗体によるI型アレルギー疾患で、目の痒み、流涙、くしゃみ、水様性鼻汁、鼻閉、喉の痒み・異物感、嗄声といった症状や、頭重感、集中力の低下、倦怠感、イライラ感などの全身症状が出ることもあります。花粉飛散に一致して症状が推移し、鼻汁中好酸球陽性で、皮膚テストや誘発テスト陽性、しかも血清特異的IgE高値であれば、原因抗原を含めた正確な花粉症の診断が可能です。薬物療法として、飛散の2~4週間前から抗ヒスタミン剤やメディエーター遊離抑制剤等を単独または点鼻薬と併用します。
今年の花粉飛散量は昨年に比べ1.5~3倍とのことですので、特に晴れた風の強い日の外出を避け、外出時にはマスク、ゴーグルを着用して予防に努めて下さい。