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進化するC型肝炎の治療について(2014.09)

[2014.09.20]

C型肝炎の治療は、これまでインターフェロン(IFN)を含む治療法が主流でしたが、発熱・関節痛などの副作用が強く、またウイルスジェノタイプ1・高ウイルス量のいわゆる難治性C型肝炎においては治療効果は十分とは言えませんでした。このたび、IFNを使わない2種類の抗ウイルス剤の内服のみによる治療(24週間)が保険適応になりました(医療費助成の対象となります)。対象患者さんは、ジェノタイプ1で、合併症や高齢などの理由によりIFN治療が受けられない、または中止した方やIFN治療が無効であった方です。これら経口2剤の著効率は臨床試験では80%以上と優れた有効性を示していますが、肝機能障害など一定の副作用も認められるため、肝臓専門医のもとで適切に行われるべき治療法です。上記のような治療対象となる方は当院肝臓専門医に一度ご相談ください。

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