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食道裂孔ヘルニアと合併症について(2016.04)

[2016.04.15]

食道は横隔膜に開いている穴(食道裂孔)を通過して腹腔内の胃につながっています。この食道裂孔が緩んで、胃と食道の境目(噴門)が開いたままになり、胃が横隔膜の上(胸腔内)に脱出した状態を食道裂孔ヘルニアといいます。高度のヘルニアの場合、食道内に胃酸が逆流して逆流性食道炎を起こし、ゲップ・呑酸(逆流感)・胸やけ・胸痛(胸骨の裏側の圧迫されるような痛み)・心窩部のつかえ感などが現れます。食道炎が慢性化するとびらん・潰瘍出血・食道癌・狭窄の原因になるので、上記症状がある方は早めに医療機関で上部消化管内視鏡検査を受け、制酸剤(プロトンポンプ阻害剤)による治療を受けて下さい。心当たりのある方は当院までご相談下さい。

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