B型肝炎について(2007.12)
[2011.06.23]
型肝炎ウイルス(HBV)は、主に母子感染、水平感染により感染し、わが国のHBVキャリア(約130~150万人)の多くは母子感染によるもので、そのうち約2~3割は慢性肝炎・肝硬変に進む可能性が強く、厳重な経過観察または治療が必要です。治療法としては、HBVの増殖を抑え、肝炎の沈静化を図るために、インターフェロン療法や核酸アナログ療法(エンテカビルなどの内服薬)を行ったり、肝機能の安定化を期待した強ミノC静注やウルソ内服を行ったりします。
どのような治療法を選択するか、もしくは経過観察でよいのかは、年齢やHBVの活動性・肝炎の進行度等により判定が必要ですので、当院にて血液検査や超音波検査などで詳しく診断させていただきます。