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ラクナ梗塞と高血圧症について(2015.01)

[2015.01.19]

ラクナ梗塞とは脳深部の細い動脈が詰まることで起こる小さな脳梗塞をいいます。高血圧が長く続くと、細い血管に負担が蓄積して動脈硬化が進行し、血管が狭くなったり、詰まったりすることが原因です。多くの場合は症状がなく、偶然脳ドック(頭部CTやMRI)などで見つかることが多いですが(隠れ脳梗塞)、ラクナ梗塞が脳の色々な部位に発生(多発性脳梗塞)すると、少しずつ症状が進行して言語障害・歩行障害・感覚障害・認知症の症状(脳血管性認知症)などが現れることがあります。ラクナ梗塞は治療せずに放置すると、重大な脳梗塞や脳出血の発症リスクが高まることがわかっていますので、早期発見して高血圧などに対する適切な治療が必要です。高血圧症の方で上記症状の心当たりのある方は当院までご相談ください。

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