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十二指腸がんについて(2016.09)

[2016.09.20]

十二指腸は消化管の中ではがんの発症率がもっとも低く(約2%)、がんの発生する部位により現れる症状が異なるため、特徴的な症状がなく早期発見の難しい臓器の一つです。初期症状は腹部中央の痛み・腹満感・吐き気・嘔吐・下痢・血便・貧血・体重減少などです。なかでも十二指腸乳頭部(胆汁や膵液の出口)に発生する乳頭部がんは、比較的早期の段階でがんが胆汁の出口を塞いで黄疸が現れ、さらに胆管炎や膵炎を伴うと腹痛や高熱を伴います。早期に発見され手術を受けた場合、治る確率はかなり高くなるので、上記の自覚症状がある場合には、上部消化管内視鏡検査・超音波検査・血液検査などにより精査する必要があります。心当たりのある方は当院までご相談下さい。

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