メニュー

帯状疱疹について(2012.08)

[2012.08.17]
子供の頃にかかった水疱瘡は治った後もウイルスは消えず、全身の神経節に潜伏しています。加齢やストレスなどで免疫が低下すると再活動して帯状疱疹として発症し、体の左右どちらか片側に水疱とピリピリした痛みが現れます。痛みはウイルスによる神経の炎症が原因ですが、長引いて神経の損傷が起こると帯状疱疹後神経痛と呼ばれる慢性の痛みが残ります。高齢者や重症の皮膚症状で激しい痛みを感じた人は神経痛が残る可能性が高いので注意が必要です。治療の基本は抗ウイルス薬で、皮膚に症状が出てから72時間以内に服用開始すると皮膚症状・疼痛の早期改善に有効です。帯状疱疹を疑うような症状があれば、痛みを我慢せず、できるだけ早く医療機関を受診してください。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME