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急性胆嚢炎について(2017.04)

[2017.04.19]

胆嚢炎は胆嚢に急性炎症が生じた状態をいい、多くの場合(90%)胆嚢の出口(胆嚢頚部)や胆管に胆石が詰まって胆汁がうっ滞し、腸内細菌の感染が合併して起こります。主に発熱・右上腹部痛(右の肋骨の下の痛み)・嘔気・嘔吐などの症状で発症します。胆嚢炎が進行すると、黄疸・肝機能異常・胆嚢周囲膿瘍・胆嚢穿孔・腹膜炎・敗血症を併発して重篤化し、死亡することもあるので、発症後早期診断をして、早急に抗菌薬・鎮痛薬による治療が必要です。腹部超音波検査で胆嚢の腫大・胆嚢壁肥厚の所見を認め、さらに血液検査で強い炎症反応などがあれば胆嚢炎が疑われるため、胆石をもっている方で上記症状がある場合は、早めに当院までご相談下さい。

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