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虚血性大腸炎について(2017.03)

[2017.03.18]

虚血性大腸炎とは、動脈硬化が原因で大腸粘膜の血流障害(虚血)が起こり、酸素や栄養が十分にいきわたらなくなり、大腸粘膜に強い炎症や潰瘍を生じる病気です。突然の激しい腹痛と、それに引き続く下痢、新鮮血の下血が特徴的な症状です。高齢者や基礎疾患(高血圧症・糖尿病・脂質異常症・心房細動・腎不全など)のある人に好発しますが、便秘を誘因とする発症が若年者に増えています。大腸癌・大腸憩室炎・潰瘍性大腸炎・クローン病・感染性腸炎・薬剤性腸炎など出血をきたす他の大腸疾患と鑑別するために、大腸内視鏡検査・腹部超音波検査・CT検査・血液検査などが必要となるため、前記のような症状がある方は、できるだけ早く医療機関を受診してください。

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