甲状腺と頚部エコー検査について(2009.11)
[2011.06.28]
甲状腺は喉の表面近くにあり、体の新陳代謝を高める甲状腺ホルモンを産生する臓器です。甲状腺機能亢進や低下の状態になり、ホルモンのバランスが崩れると、発汗過多、体感温度の上昇、動悸・息切れ、疲労感・無気力、急激な体重の増減など全身の様々な症状を来します。また、甲状腺に大きな腫瘍ができた場合、頚部の腫れやのどの違和感(飲み込みにくい、引っかかる)、声が出にくいなどの症状を伴いますが、小さい腫瘍の場合自覚症状はなく、頚部(甲状腺)エコー検査で偶然見つかることもあります。本検査では、甲状腺の腫れ・萎縮の有無、腫瘤や周辺のリンパ節の腫れの有無などがわかります。本検査は絶食などの必要もなく、痛みもありません。首を触ってみて何も触れなくても、一度は検査を受けられることをおすすめします。ご希望の方は、是非一度ご相談下さい。