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NSAIDs(非ステロイド消炎鎮痛剤)潰瘍について(2014.12)

[2014.12.18]

NSAIDsとはロキソプロフェンやアスピリンなどの消炎鎮痛剤をいいます。腰痛治療や心筋梗塞・脳梗塞の予防などで長期間使用すると、副作用として消化管に粘膜障害(びらんや潰瘍)を起こすことがあり、近年増加しています。NSAIDs潰瘍は、腹痛などの腹部症状が乏しく、貧血進行や吐血・下血などの出血症状で突然発症することが多いので、とくに高齢者、潰瘍の既往歴のある方、複数のNSAIDsを使用されたり、抗凝固薬・抗血小板薬・ステロイドを併用されている方、ピロリ菌感染のある方は、NSAIDs潰瘍発症の高リスク群とされ、予防のためPPI製剤の併用が有効です。NSAIDsを長期内服している方は、胃内視鏡検査を受けて潰瘍病変の確認をして下さい。心当たりのある方は当院までご相談ください。

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